「50歳になったら、何か新しいことを始めたい。」
そう思って始めたのが、47都道府県ひとり旅チャレンジです。
行き先は毎回くじ引きで決めています。
ダーツの旅のように、次はどこに行くのかわからない。
そんな小さなドキドキも、この旅の楽しみのひとつです。
今回、くじで引いたのは青森県。
1泊2日で弘前を訪れ、以前から気になっていた洋館をめぐりながら、青森ならではの郷土料理やアップルパイも楽しんできました。
今回の旅データ
訪れたのはゴールデンウィーク。
弘前さくらまつりの時期でしたが、残念ながら私が訪れたときには桜はほとんど散った後でした。
でも、今回のお目当ては大好きな洋館めぐり。
実際に歩いてみると、弘前には洋館だけでなく、歴史を感じる建物や美術館、カフェなど、ひとりでぶらぶら歩きながら楽しめる場所がたくさんありました。
ただし、この旅はかなり歩きました。
洋館めぐりを楽しみたいなら、歩きやすい靴は必須。
歩く距離を抑えたい場合は、バスやレンタサイクルを上手に使うのがおすすめです。
| エリア | 青森県弘前市 |
| 旅のスタイル | 1泊2日 |
| 交通手段 | 飛行機・バス |
| おひとりさま難易度 | ★★☆☆☆ |
| 歩く度 | ★★★★★ |
| 旅行した月 | 5月 |
| おすすめ季節 | 春・秋 |
旅行日程
| 日程 | 行程 | ひとり旅ポイント |
|---|---|---|
| 1日目 | 弘前駅着 → ランチ(アップルパイなど) → 藤田記念庭園・弘前公園散策 → 郷土料理の夕食 → 宿泊 | 午後スタートで無理なく回れる |
| 2日目 | 洋館めぐり → レンガ倉庫エリア/美術館 → カフェでアップルパイ → 帰路 | 歩く距離が多いので休憩をこまめに |
弘前にはアップルパイを楽しめるお店がたくさんあります。
洋館や街並みをめぐりながら、気になるお店を見つけたらひと休み。
「次はどこへ行こう」と気ままに歩けるのも、ひとり旅ならではの楽しさでした。
ひとり旅1日目│弘前城周辺を散策
弘前駅に着いたのは13時ごろ。
駅に降り立ってまず思ったのが「さすが青森、りんご推しがすごい(笑)」ということ。
弘前はりんごの生産が盛んな街で、駅前からりんごのモチーフがあちこちにあります。

りんごの郵便ポストも発見。

こういう「その土地に来た!」と感じるものを見つけると、旅が始まった感じがしてちょっと楽しいです。
「オークレール」でアップルパイ
まずは宿泊先のホテル弘前駅前の「アートホテル弘前シティ」の1階にあるカフェ「オークレール」へ。
チェックインが14時なので、ちょっとお茶するのにちょうどよい。
最初の目的はもちろんアップルパイです。
弘前はアップルパイが名物。まずは駅前でひとついただくことにしました。
そしてこちらがオークレールのアップルパイ

テイクアウトもできますが、「生のりんご」と「りんごのジェラート」がのっているのはイートインだけというのも魅力的。
食べてみると、りんごのシャキシャキした食感が残っていて、甘すぎず、さっぱりした味でした。
オークレールのお店情報はサイトで確認してください。
▶公式サイトこちら
▶食べログはこちら
弘前にはアップルパイを提供するお店がたくさんあり、観光協会から「アップルパイガイドマップ」も発行されています。
▶アップルパイガイドマップはこちら
今回は1泊2日なので、何軒食べられるかな……なんて考えながら、弘前散策スタートです。
藤田記念庭園へ
弘前公園周辺へは、弘前駅からバスを利用しました。
弘前公園は駅から少し距離があるので、徒歩だけで回るより、バスやレンタサイクルを利用したほうが楽です。
私は観光エリアを巡回するバスで「市役所前」まで移動しました。
そして、最初に向かったのが藤田記念庭園。
藤田記念庭園と弘前城の有料エリアは、それぞれ単独で入ることもできますが、弘前城植物園を含めた3施設共通券がお得だったので、今回は共通券を購入。
「せっかく来たんだから、3つとも見てみよう」という、ひとり旅ならではの気ままな選択です。
藤田記念庭園は、弘前出身の実業家・藤田謙一の別邸として造られた庭園。
広さは約6,600坪もあり、庭園のほかに和館と洋館があります。
そして、私が楽しみにしていたのがこの洋館。
洋館の見学は無料です。

館内には「大正浪漫喫茶室」というカフェもあります。
ここでアップルパイをもうひとつ……と思っていたのですが、
残念ながら、この日は入れませんでした。
14時半ごろに着いた時点ですでに、その日の受付が終了。
人気のお店なんですね。
▶「大正浪漫喫茶室」の食べログはこちら
ちょっと残念でしたが、気を取り直して洋館を見学します。
大正浪漫を感じる洋館の雰囲気が素敵。



ひとりなら気になる場所で好きなだけ立ち止まることができる。
これが私がひとり旅を好きな理由のひとつです。
こちらは和館。
庭を眺めながら、縁側で休憩している人もいました。

そして庭園へ。
藤田記念庭園は高台部と低地部に分かれていて、滝や大きな池もあります。


思っていた以上に広くて、ここだけでもかなり歩きました。
「これが別邸なんて、すごいなぁ……」
そんなことを思いながら、庭園をのんびり歩きました。
藤田記念庭園の公式サイトはこちら
弘前公園へ
藤田記念庭園を出て、弘前公園へ。
弘前公園といえば、やっぱり桜。
ちょうど「弘前さくらまつり」の期間だったので、少し期待していたのですが……
残念ながら、桜はほとんど散って葉桜になっていました。
満開の時期はゴールデンウィークの2週間ほど前だったようです。
お堀の両岸に並ぶ桜の木。
満開だったら、きっとすごい景色なんだろうな。
散った桜がお堀を一面ピンクに染める写真を思い出して
「見たかったなぁ~」とちょっと心残り。

でも、桜が終わった弘前公園も、それはそれで気持ちのいい場所でした。
5月のさわやかな空気の中を歩いていると、それだけで気分がすっきりします。
さくらのトンネル

満開の桜を見られなかったのは残念でしたが、これはこれで旅の思い出。
▶弘前公園の公式サイトはこちら
弘前城へ
弘前公園の中には、弘前藩主の居城だった弘前城があります。
このときは石垣の修復工事中で、天守は本来の場所から移動していました。
修復工事中の石垣

実際に見てみると、3階建ての小さなお城。
靴のまま天守まで上がることができます。

天守の窓は小さく、そこからの眺めは「絶景!」という感じではありませんでしたが、現存する貴重な天守のひとつということで、実際に中に入れたのはよかったです。
お城の周りは遅咲きの八重桜が咲いていました。

そして、本丸の広場から見えたのが岩木山。
とても雄大で思わず足を止めました。

桜の満開には間に合わなかったけれど、こんな景色に出会えたならそれも悪くないと感じました。
弘前城植物園にも寄ってみた
せっかく3施設共通券を買ったので、最後に弘前城植物園ものぞいてみることにしました。
正直、ここは「時間があったら見る」くらいの気持ちだったのですが
思っていたよりずっとよかったです。
特に印象に残ったのが、青森の世界自然遺産・白神山地を再現したエリア。
本当の森の中を歩いているような雰囲気で、気持ちがいい。

植物園は想像以上に広く、しっかり散策すると40分~1時間ほどかかるそうです。
この日はすでにかなり歩いていたので、全部をじっくり見るというより、気になるところをぶらぶら。
こういう「予定にはなかったけど、来てみたらよかった」という場所に出会えるのも、旅の面白いところですね。
弘前公園の目の前にある「弘前市立観光館」では、観光案内のほか、レンタサイクルやお土産の購入もできます。
館内には、弘前ねぷたも展示されていました。

この日の午後は、弘前公園周辺を歩いて、庭園を歩いて、お城を見て、植物園も歩いて……
かなり歩きました。
でも、洋館を見たり、庭園で立ち止まったり、岩木山を眺めたり。
ひとりなので「次はどうしよう」と、その場その場で決めながら歩けたのがよかったです。
桜の満開には間に合わなかったけれど、5月の弘前は新緑が気持ちよくて、歩くにはちょうどいい季節でした。
弘前で青森の郷土料理を味わう|「菊富士」でひとり夕食
弘前公園をたっぷり歩いたあとは、青森の郷土料理を食べに「創作郷土料理の店 菊富士」へ。
この日の夕食は、ここにすると決めて事前に予約をしていました。
弘前公園からは徒歩20分ほど。
お店がある土手町は弘前の繁華街です。
巡回バスもありますが、弘前公園から乗ると逆方向。
歩いたほうが早そうだったので、てくてく歩いて向かいました。

入口近くにはカウンター席があり、テーブル席とは少し離れています。
ひとり旅だと、こういうカウンター席があるお店は入りやすくて助かります。
実際に座ってみると周りもあまり気にならず、ひとりでも落ち着いて食事ができました。

この日はコースや定食ではなく、食べたいものを単品でいくつか注文。
せっかく青森まで来たので、気になっていた郷土料理を少しずつ食べてみることにしました。
豆富ともやしのサラダ 雪の下にんじんのドレッシング
「豆富」って何だろう?
豆を使った青森の郷土料理なのかな?
……と思ったら、普通の豆腐でした(笑)。
聞けばよかったのですが、サラダ的なものが食べたかったので、これはこれでOK。

若生昆布のおにぎり
1年目の新芽の昆布をおにぎりに巻いた青森の郷土料理です。
中にはたらこが入っていました。
昆布の存在感がしっかりしていて、ちょっと噛み切るのに苦労しました(笑)。

貝焼きみそ
そして、青森の郷土料理といえば外せない貝焼きみそ。
ホタテを味噌で煮込んで、卵をかけて焼いた料理です。
東北の味噌料理ということで、もっとしょっぱいのかなと思っていたのですが、卵が入っているからか、思ったよりやさしい味。

いがめんち
いかのミンチを揚げた、青森ではおなじみの郷土料理です。
「揚げ」と「焼き」が選べたので迷わず「揚げ」!
揚げ物なので少し重いかなと思ったのですが、全然しつこくありません。
3つじゃ足りないくらいでした(笑)。

食べたかったもの全部食べられて大満足。
弘前の1日目の最後においしい郷土料理を食べられてよかったです。
今日はたくさん歩いたので、好きなものを食べて、あとはホテルに帰ってゆっくり休みます。
🌿フミメモ
さくらまつりの期間中は、人気のお店は予約しておかないと入れないことがあります。
「菊富士」も人気のお店なので、予約してから行くのがおすすめです。
訪問前に営業時間や予約方法などを確認してください。
▶菊富士の公式サイトはこちら
▶食べログはこちら
宿泊│アートホテル弘前シティ
今回宿泊したのは弘前駅前にある「アートホテル弘前シティ」です。
弘前駅からすぐなので、到着してからホテルまでの移動もラク。
ホテルの目の前にはバス停があり、1階にはコンビニも入っているので、ひとり旅には何かと便利な立地です。
今回の旅はかなり歩く予定だったので、駅近なのはありがたいポイントでした。
客室│スタンダードダブル
お部屋はスタンダードダブル。
ベッドが広めで、部屋も圧迫感がなく、ひとりで過ごすには十分な広さでした。
歩き回った1日の終わりに、ゆっくり休めるお部屋でひと安心。

朝食ブッフェ
朝食ブッフェは、地元・青森の食材を使った料理が中心。
和食、洋食、中華と種類が豊富で、ドリンクやデザートまで充実しています。
どれを食べようか迷ってしまうくらい、かなりの品数でした。
私が選んだのはこちら。

せっかく青森に来たので「リンゴのカレー」と「ほたてとリンゴの炊き込みご飯」をチョイス。
なんとなく和食中心になりました。
味噌汁は、青森の郷土料理「けの汁」。
細かく刻んだ野菜がたっぷり入った、具だくさんのお味噌汁です。
さらに、小さめの「いがめんち」と郷土料理のお漬物。
ジュースはもちろん、青森のリンゴジュースです。
リンゴカレーはシャキシャキしたりんごが入っています。
りんごの甘さを想像していたのですがけっこうスパイシーで、思ったより辛い!
これはちょっと意外でした。
そしてデザートコーナーを見てびっくり。
なんと、アイスクリームコーナーがありました。

「朝からアイスなんて……」と思いつつ、しっかりいただきました(笑)。
「リンゴとカシスのパンプディング」に「リンゴシャーベット」、「いちごのコンポート」とりんご。
青森らしいりんごづくしで、朝からちょっと贅沢な気分です。

お腹いっぱいで断念しましたが、青森県産の牛乳を使ったヨーグルトもおいしそうでした。
食だけでも、青森らしいものをいろいろ味わえて満足。
「アートホテル弘前シティ」は、弘前駅から近く、観光の拠点にしやすいホテルでした。
空港行きのバス停も目の前なので、帰りの移動も便利。
今回はホテルに荷物を預けて、身軽になって弘前の街歩きへ出かけました。
ひとり旅2日目│弘前の洋館をめぐる
明治以降、西洋文化を積極的に取り入れてきた弘前。
外国人教師を招いた英語教育やキリスト教の伝道が進められたこともあり、明治から大正期に建てられた洋館や教会が今も多く残っています。
さらに、こうした西洋文化の影響から、弘前ではフランス料理などの西洋料理も広まったそうです。
今回は、弘前公園周辺にある洋館や教会を歩いてめぐりながら、弘前の西洋文化に触れてきました。
ちなみに、弘前は人口比で日本一フランス料理店が多いともいわれています。
このあとのランチでは、そんな弘前のフレンチも楽しむ予定です。
🌿フミメモ
洋館や教会は、弘前公園周辺に集まっているので、徒歩でめぐることができます。
ただし、教会は日曜日に礼拝が行われていて、見学できない場合があります。
教会の内部も見学したい場合は、訪問日を確認しておくと安心です。
カトリック弘前教会
まず向かったのは、カトリック弘前教会です。
土手町循環バスで「文化センター前」まで行き、バス停から歩いて10分ほど。

明治時代に建てられたロマネスク様式の教会です。

中に入ってみると、畳敷きなのが印象的でした。
洋風の教会なのに、足元は畳。

ステンドグラスがきれいでした。

扉にかかっていた十字架には、弘前の伝統工芸である「こぎん刺し」が使われていました。
細かな模様がかわいらしくて、思わず写真を撮ってしまいました。

日本キリスト教団弘前教会
カトリック弘前教会から歩いて約5分。
次に訪れたのは日本キリスト教団弘前教会です。
明治時代に建てられたゴシック風の木造建築で、パリのノートルダム大聖堂をモデルにしたといわれています。

ちょうど職員の方がいらっしゃって、見学者が私だけだったということもあったのでしょうか。
特別に案内してくださいました。
まず教えていただいたのが、この教会には十字架がないということ。

説教台や聖餐台は、教会が建てられた当時のものだそうです。
弘前の伝統工芸である津軽塗で作られていると教えていただきました。

後ろ側はふすまになっていて、こちらは和風の雰囲気。
教会の中にふすまがあるというのも、なんだか不思議で面白いですね。

そして、なんと特別に、普段は立ち入りできない2階部分も見学させていただきました。
こちらからお願いしたわけではなく、職員の方が「特別に2階もお見せしますよ」と声をかけてくださったんです。
思いがけない展開に、びっくりしました。

2階は畳敷きで、以前は座布団に座って礼拝していたそうです。
現在置かれている椅子は、コロナ禍のソーシャルディスタンス対応で1階の椅子の間隔を広げた際、置けなくなったものを2階に運んできたのだとか。

2階は老朽化のため、現在は信者の方も立ち入り禁止だそうです。
そんな場所を特別に見せていただけたことに、感激しました。
青森銀行記念館
日本キリスト教団弘前教会から歩いて10分ほど。
次に訪れたのは、青森銀行記念館です。
旧第五十九銀行の本館として、明治時代に建てられたルネサンス風の建物。
国の重要文化財に指定されています。
見学料は200円でした。

外観は洋風ですが、よく見ると木造なんですよね。

扉を開けると、すぐに銀行らしい重厚なカウンターがありました。

2階も見学できます。

2階の会大議室

天井の金唐革紙や、照明の付け根まわりの装飾も見どころです。
こうした装飾は明治・大正期の洋館でよく使われていたそうですが、現存しているものは少ないのだとか。

こちらは小会議室です。

銀行として使われていた当時の雰囲気が残っていて、建物そのものを見ているだけでも楽しめました。
旧東奥義塾外人教師館
青森銀行記念館から歩いて5分ほど。
白とグリーンの外観がかわいらしい、旧東奥義塾外人教師館です。
明治時代に、英語教師として招かれた外国人の住居として建てられました。

中は当時の暮らしを再現した展示になっています。
こちらはピンクの壁紙がかわいらしい書斎。

2階のベランダには、なんとブランコがありました。

リビングの壁紙はグリーンで、落ち着いた雰囲気です。

こちらの建物も、1階はカフェになっています。
洋館の雰囲気を楽しみながら、ひと休みするのもよさそうです。
旧弘前市立図書館
旧東奥義塾外人教師館のすぐ横にあるのが旧弘前市立図書館です。
赤いドーム型の屋根が特徴的な建物です。

中は当時の図書館の雰囲気が再現されています。


椅子に座っても良いみたいなので座ってみました(笑)
ミニチュア建造物
旧弘前市立図書館のすぐ裏には、ミニチュア建造物が展示されています。
明治から大正期に弘前市内に実在した建造物が10分の1サイズで展示されています。

先ほど見学した建物もありました。
こちらは旧弘前市立図書館。
本物は赤い屋根ですが、ミニチュアで見るとまた違ったかわいらしさがあります。

こちらは日本キリスト教団弘前教会。

そして、旧東奥義塾外人教師館。

実際に見学した建物を、もう一度小さなサイズで見られるのが楽しかったです。
旧第八師団庁舎館(スターバックスコーヒー)
旧弘前市立図書館から歩いて5分ほど。
弘前公園の前にあるのが、旧第八師団庁舎です。
大正時代に建てられた建物で、現在はスターバックスコーヒーになっています。


店内は木のぬくもりを感じる、ウッディな雰囲気。

こぎん刺し模様のソファ席もありました。

津軽の伝統工芸や素材を取り入れたデザインになっていて、和洋折衷の明るい店内です。
建物を見学するだけでなく、実際にコーヒーを飲みながらゆっくり過ごせるのもいいですね。
弘前昇天教会
最後に訪れたのは、弘前昇天教会です。
大正時代に建てられたゴシック様式の教会で、ゴシック建築の特徴のひとつであるバラ窓があります。

ちょうど牧師さんがいらっしゃって、中を案内していただきました。
中は山小屋のような雰囲気の素敵な教会です。

設計はJ・M・ガーデナー。
以前、名古屋の博物館明治村で見た、ガーデナー設計の教会も同じような山小屋風のかわいらしい建物だったことを思い出しました。
旅先で以前訪れた場所とつながる瞬間があると、ちょっとうれしくなります。
このオルガンは約120年前のもので、教会が建てられた当時から今も現役で使われているそうです。
牧師さんが少し音を出してくださいました。
鍵盤の上にあるレバーで音色を変えられるそうで、オルガンの音やベルの音を実際に聞かせていただきました。
120年前に、こんな仕組みの楽器があったのですね。

これで洋館巡りは終了です。
それぞれの建物は歩いて回れる距離にありますが、全部めぐるとかなり歩きました。
洋館や教会をひとつずつ訪ねるたびに、建物のデザインだけでなく、そこで過ごしてきた人たちの暮らしや歴史にも触れられたような気がします。
弘前でフレンチランチ|「ポルトブラン」でひとりフレンチ
明治以降、西洋文化を積極的に取り入れてきた弘前では、洋風建築とともにフランス料理も広まり、今でも市内にはフレンチのお店が点在しています。
人口比では日本一フランス系飲食店が多い街とも紹介されているんですよ。
洋館や教会をめぐり、ランチはフレンチをいただいて弘前の「西洋文化」をたっぷり感じる1日にしました。
選んだのは「ポルトブラン」このお店に決めた理由は
・リーズナブルな価格
・青森の食材を使ったコース
・おひとりさまでも利用しやすいこと
の3つです。
クリーム色でかわいらしい雰囲気の店内はテーブルの間隔が広くてゆったりしています。
私が予約した13時もほぼ満席でしたが、隣の席の会話も気にならず自分のペースで落ち着いて食事できました。

私がいただいたのは「シェフのおまかせフルコース 」
私が訪れた当時は3,600円でした。
リーズナブルなお値段でフルコースを楽しめるのは、うれしいですよね。
オードブル
ホタテのサーモン巻・津軽鶏のロール香草風味・ベビーホタテのマリネ

パンとバター

スープ
りんごの冷たいスープ
「本日のスープ」も選ぶことができましたが、迷わず「リンゴのスープ」を選びました。
ビシソワーズのようなクリーミーなスープです。
リンゴの甘みと酸味がおいしかった。

魚料理
サーモンのソテーとホタルイカ
皮がパリパリでバルサミコソースがおいしかった

肉料理
青森県産ポークのリンゴジュース煮
お肉がとても柔らかくてちょっと甘めのデミグラスソースのような感じです。

デザート

最後のコーヒーまでゆっくり1時間半ぐらい。
とてもおいしかったです。
私はランチにしましたがディナーもおひとりの予約が入っているみたいで隣でテーブルセッティングしてました。
この席素敵だなぁ。

おひとりさまにはハードルが高いフレンチのコースですがこのお店はカジュアルで敷居は高くない。
テーブルの間隔も広くて一人でも気にならず落ち着いてお食事できるレストランでした。
当日予約もOKみたいですが、特にさくらまつりなど、混雑する時期は事前に予約することをおすすめします。
最新のお店の情報はネットでご確認ください。
▶ポルトブランの公式サイトはこちら
▶食べログはこちら
弘前れんが倉庫美術館へ
洋館めぐりとランチを終え、帰りの時間まで少し余裕があったので、駅へ向かう途中に「弘前れんが倉庫美術館」に立ち寄りました。
ここは、明治・大正期に酒造工場として建てられ、戦後はシードル工場として使われていた煉瓦造りの建物を改修した美術館です。

入口には弘前市出身の美術家・奈良美智さんの作品も展示されています。

私が訪れたときは「蜷川実花展」が開催されていたので、せっかくだから見てみることに。
色鮮やかな作品を楽しんだあと、後半の「うつくしい日々」の展示では、いつもの華やかな作品とは違う一面にも触れ、少し胸に残るものがありました。
館内にはミュージアムショップやカフェもあります。
なお、現在は展覧会ごとに観覧料が設定されていて、建物への入館やライブラリーの利用は無料です。
▶弘前レンガ倉庫美術館の公式サイトはこちら
旅の最後にもう一度アップルパイ|「茶房CoCo」
弘前旅行の最後に、もう一度アップルパイをいただきました。
訪れたのは、弘前駅からも近い「茶房CoCo」。
紅茶に力を入れているお店と知って、ちょっと気になっていたんです。
紅茶の種類はそれほど多くありませんが、「ダージリンのファーストフラッシュ」や「ニルギリ」など、産地や紅茶の等級まで書かれていて、確かに紅茶にこだわっている感じ。
私は喉が渇いていたので、アールグレイのアイスティーをいただきました。

そしてお目当てのアップルパイはアツアツ!
パイはサクサクで、シナモンが効いたどっしりとした甘さ。
「これぞ王道のアップルパイ!」という感じで、おいしくいただきました。
弘前では初日にアップルパイを食べ、最後にもまたアップルパイ。
りんごの街らしい旅になりました。
駅から近いので、帰りの時間までゆっくりできるのもうれしいところ。
最後にお茶とアップルパイを楽しみながら、今回の旅を振り返る時間になりました。
お店の情報はネットで確認してください。
▶食べログはこちら
この旅を終えて
今回の弘前ひとり旅は、洋館めぐりを目的に計画した旅でした。
桜の季節だったので、弘前公園の桜も楽しみにしていたのですが、私が訪れたときにはほとんど散っていて、最初はちょっと残念……。
でも、実際に歩いてみると、桜がなくても見どころはたくさんありました。
明治・大正時代の洋館や教会をめぐり、思いがけず教会の2階まで見せていただいたり、弘前の歴史や西洋文化に触れたり。
そしてランチにはフレンチのコース、最後にはまたアップルパイ。
建物だけでなく、食文化からも弘前の「西洋」を感じることができた旅だったと思います。
それにしても、今回は本当によく歩きました(笑)。
洋館めぐりは徒歩でも楽しめますが、場所によってはバスやレンタサイクルを上手に使ったほうがラクだと思います。
桜の弘前も素敵だと思いますが、次は桜の季節を少し外して、またゆっくり洋館をめぐってみたいです。
そして、もちろん……またアップルパイも食べたい(笑)。
47都道府県ひとり旅チャレンジ🌿
| 今回訪れた都道府県 | 青森県 |
| 現在の達成数 | 10/47県 |
次どこに行くかはお楽しみに~。
他の都道府県ひとり旅はこちら



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