50歳から47都道府県を一人旅で制覇するチャレンジを始めました。
第9回目は静岡県です。
静岡県を代表する温泉地のひとつ「熱海」に1泊2日で行ってきました。
熱海は海鮮グルメや歴史ある建物や神社、美術館など多彩な魅力がある観光地です。
東京からのアクセスもよく、近年は駅前に新しいおしゃれなグルメスポットなども増えて若者からシニアまで楽しめます。
ゆったり温泉、歴史ある場所や美術館を訪れる大人のひとり旅です。
1泊2日モデルコース概要
| 日程 | 行程 | ひとり旅ポイント |
|---|---|---|
| 1日目 | 熱海到着 → ランチ → 駅前商店街 → ホテルチェックイン | 初日は移動と街歩き中心。早めのチェックインで温泉を満喫。 |
| 2日目 | 海沿いを散歩 → 起雲閣 → MOA美術館 → 来宮神社 → おみやげ → 帰路 | 観光とアートをバランスよく。 |
おひとりさま難易度 ★★
歩く度 ★★★
海沿いを散歩しながら移動したり美術館の見学で歩くのが多めです。
バスやタクシーを使うと歩く度は減らせます。
ひとり旅1日目:熱海駅前商店街散策と温泉でのんびり
東京から東海道線で約2時間。熱海駅に到着したのはお昼過ぎです。
平日の金曜日でしたが、駅周辺は大混雑。
人気の飲食店はどこも行列していました。
ランチをするなら12時~13時のお昼時は外したほうが良いです。
ラスカ熱海「伊豆太郎」さしみと干物定食
熱海駅の駅ビル「ラスカ熱海」のレストラン街にある「伊豆太郎」は静岡産の海産物が食べられる和風居酒屋です。
カウンター席があって一人客も数人いたのでこちらのお店に入店しました。
「さしみと干物定食」を注文しました。熱海といえば魚の干物ですよね。

お刺身は新鮮で歯ごたえがありました。
干物も塩気もちょうどよく、身はふっくらしておいしかったです。
まわりをざっと見た感じだとお寿司が人気のようでした。
金目鯛の煮つけ定食もおいしそうでした。
伊豆太郎公式サイトはこちら
食べログはこちら
熱海駅前商店街を散策
熱海駅前には商店街があります。
通りは2つありますが、それほど広くないので歩くだけなら20分もかからないくらい。
昼時はどこの飲食店も並んでいましたが13時を過ぎると行列はほとんどなくなっていました。
平日だったからかもしれませんが。
温泉まんじゅう
ちょっと甘いものが食べたかったので温泉まんじゅうを買い食い。
道端で温泉まんじゅうを蒸しているお店がいくつかあるので買いやすいです。

熱海プリン
ホテルで食べようと思って最近大人気の熱海プリンを買いました。
かなりの行列で20分ぐらい並びました。
熱海駅前のお店では店内に飲食スペースはありません。

私は定番の特製カラメルソースの熱海プリンと
風呂(ふろ)まーじゅプリンのベリーを買いました。

カラメルソースが入っている容器もカバになっててかわいいですよね。

駅前のお店にはイートインスペースはないのでホテルにお持ち帰りして部屋でゆっくり食べました。
懐かしい感じのプリンでおいしかったです。
熱海周辺にいくつか店舗があって、イートインスペースがあるお店もあります。
熱海プリンの公式サイトはこちら
食べログはこちら
足湯「家康の湯」
駅前には「家康の湯」という足湯があってにぎわっていました。
タオルの自動販売機もあるのでタオルを持ってなくても大丈夫です。

宿泊:ホテルリゾーピア熱海
今回、宿泊したホテルは「リゾーピア熱海」です。
海沿いにあって全室オーシャンビューのホテルです。
熱海駅から徒歩で約15分ぐらい。送迎バスもあります。
客室:スタンダード
スタンダードのお部屋は和洋室。
東側に面しているので朝日がきれいだそうです。

初島と熱海城が部屋から見えました。


ホテルの建物がちょっと古いので
部屋の中にいても廊下を歩いている人の足音が気になります。
あと、部屋のユニットバスがとても狭いのが難点。
大浴場
大浴場は5階の端っこにあって、部屋からかなり歩きました。
このホテルはマンションみたいに廊下が外にあるので浴衣だとちょっと寒い。
| 泉質 | カルシウム・ナトリウム-塩化物温泉(高張性弱アルカリ性高温泉) |
| 効能 | きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症 |
お風呂もオーシャンビューで、初島が見えました。
泉質はカルシウム・ナトリウム-塩化物温泉(高張性弱アルカリ性高温泉)だそうです。

湯舟は二つ。一つはジャグジーです。
露天風呂やサウナはありませんでした。
夕食 和食コース
夕食は和食のコースにしました。
静岡県の魚介がふんだんに使われた豪華なメニューです。
先付
人参豆腐
桜海老と旬菜浸し

温物
蒸し鮑
太水雲リゾット

お造り
金目鯛の姿造りが豪華ですね。

煮物
金目鯛と野菜の煮物

肉料理
黒毛和牛ローストと竹の子の山椒焼き

鍋
金目鯛しゃぶしゃぶ

うどん

デザート

お料理は全部おいしかったです。
熱海の名物、金目鯛がたくさん食べられて大満足。
席はパーテーションで仕切って会って、一人でも周りの目が気にならないように配慮されていました。
スタッフの対応もよく、お料理が運ばれてくるタイミングがばっちり。
一つの料理を食べ終わって、飲み物飲んで落ち着いている間に次の料理が運ばれてくる感じです。
ホテルには和食以外にも洋食や鉄板焼きのレストランもあるようです。
朝食ブッフェ
朝食ブッフェは全体的に品数は少ないのですが、新鮮な海鮮がかなり充実していました。
海鮮丼が作れるように、アジ、マグロ、しらす、桜海老、明太子が取り放題。
干物や魚をその場で焼いてくれる浜焼きコーナー。
黒はんぺんや静岡おでんなど、静岡県の名物を朝からふんだんに食べられました。
私のチョイスはこちら

この後、ヨーグルトとフルーツ、コーヒーをいただいて大満足の朝食でした。
パンやサラダなどの洋食メニューもあります。
コーヒーや紅茶は部屋に持ち帰って飲めるように紙コップもありました。
温泉か部屋にいる時間が多いので、一人でいるのが気になるのは食事の時ぐらいですが
席もパーテーションで区切られているところに案内してくれたり
スタッフの対応がよいので、居心地が悪いことはありませんでした。
料理がとてもおいしいので、コスパがとても良いホテルだと思います。
残念だったのが夕食と朝食の時に騒がしい年配のグループがいてイライラしました。
バカ笑いがレストラン中に響き渡っていてせっかくの雰囲気が台無しでした。
リーズナブルな価格帯なので、こういうお客さんがいても仕方ないかなとも思います。
グループだと1泊2食付きで一人12,000円ぐらいで泊まれる日もあるみたい。
全体的な客層としては年配のグループ、若いファミリー、外国人が多い印象でした。
ひとり旅2日目:アートと自然をめぐる
熱海サンビーチ~親水公園をお散歩
チェックアウト後ホテルから熱海サンビーチ、親水公園までゆっくりお散歩しました。

親水公園の駐車場には早咲きの桜(河津桜かな?)が咲いていました。

ホテルからゆっくり歩いてここまで30分ぐらい。
潮風と海辺の景色た心地よいです。
起雲閣
起雲閣は大正時代に建てられた邸宅で、昭和になって旅館となり洋館が増築されました。
太宰治や志賀直哉などの文豪が宿泊していたことでも有名な熱海市の重要指定文化財です。

和館 大鳳
太宰治が宿泊していたという部屋
窓ガラスが大正時代のままでうねうねしている感じが好き

玉姫
昭和の時代に建てられた洋館
アールデコ調の装飾が豪華です。

サンルームのタイルやステンドグラスも素敵

玉渓
ヨーロッパの山小屋風でなんか落ち着く。
こちらは英国のチューダー様式だそうです。

暖炉の上に仏像のレリーフ。
和洋折衷な感じが好きです。

金剛
こちらも昭和に建てられた洋館です。

ローマ風風呂

平成まで旅館として営業していたので館内は新しい部屋もあります。
ゆかりのある文豪の展示スペースになっていたり
貸出スペースになっていて展覧会やイベントが行われていました。
建物は庭をぐるっと取り巻くように建てられていて
どのお部屋からも素敵な庭を眺められる造りになっていました。
庭から眺めた和館と玉姫

喫茶やすらぎ
旅館時代にBARだった場所が喫茶店になっています。
お茶とちょっとしたお菓子がいただけます。
コーヒーとお菓子のセット。

起雲閣の公式サイトはこちら
MOA美術館
MOA美術館は熱海駅からバスで7分。
海抜250メートルの丘陵地にあり相模湾が見渡せる絶景ポイントでもあります。

多数の国宝や重要文化財が収蔵されている美術館。
あの有名な尾形光琳の「紅白梅図屏風」が所蔵されています。
「紅白梅図屏風」は2月の梅の時期に限定公開されています。

バスでもかなり登ってきたのですが、入館してからもエスカレーターをいくつも乗り継ぎます。
最初の撮影スポットはエスカレーターの中腹にある「円形ホール」
プロジェクションマッピングで天井の絵がどんどん変化して幻想的な雰囲気です。

「和食 花の茶屋」牛かつ定食
美術館内には和食、そば屋、鎧塚俊彦シェフのスイーツ店やカフェなど飲食店があります。
昨日から海鮮三昧だったのでお肉が食べたくなったので和食の「花の茶屋」で牛かつ定食をいただきました。
お肉がとても柔らかくておいしかったです。

この時間でも並んでいて30分ほど待ちました。
牛かつは期間限定のメニューのようです。
他にも海鮮丼、あなご丼などもありましたよ。
展示室
私が行ったこの時期は「江戸の浮世絵」の展覧会でした。
あんまり興味がない私でも知っている北斎や歌麿のホンモノを見ることができて
それなりに感激しました。
何の展覧会をやっているかは行く前に確認してくださいね。
MOA美術館公式サイトはこちら
他には黄金の茶室や能楽堂などが常設展示されています。
黄金の茶室

能楽堂

絶景ポイント
2階メインロビー
座ってゆっくり絶景を見られるようになっています。
スマホスタンドなどもあって若者が写真を撮るのにならんでいました。

2階の正面玄関から外に出たところの階段の上から見える眺めが素晴らしかったです。
相模湾が一望できて初島の奥に大島も見えます。

階段を下りて振り向くと建物が見渡せます。
この階段も圧巻ですね。

景色が素晴らしいのでカフェでゆっくり過ごすのもいいですね。
夕方は帰りのバスも混んでいるのでちょっと早めに並んだほうがよいかもしれません。
MOA美術館の公式サイトはこちら
来宮神社
「来宮神社」は樹齢2100年以上の大楠の木がパワースポットになっている神社です。
熱海駅から電車で1駅、来宮駅から徒歩5分のところにあります。

本堂にお参り

本堂の左手奥に進んでいくと樹齢2100年の大楠が現れます。
願い事を心に秘めて幹の周りを1周すると願いが叶うのだとか。

大楠からおこと葉がいただけるおみくじがあったので引いてみました。
かわいい木の葉っぱが入っていました。

自分を見失わずにコツコツ努力すれば必ず大きな成功をつかむ
だって~。良い言葉が書いてあったのでお財布にいれて持ち歩くことにしました。
境内にはおしゃれなカフェがいくつかあってくつろげます。
「麦こがしソフトクリーム」をいただきました。

ほんのりコーヒー味でそこにあるポン菓子が香ばしくておいしかった。
最後にお守りを買って帰りました。

夜はライトアップしているそうです。
カフェやお守りを売っているところは17時で閉まるのでご注意を。
来宮神社の公式サイトはこちら
お土産
駅前の商店街はもう17時で閉店するお店が多いです。
商店街でお土産を買うのなら17時前にすませましょう。
駅ビルの「ラスカ熱海」は19時まで営業しているので帰る前にまとめて買い物するならラスカ熱海がおススメです。
帰りの電車で食べたあんどーなつ

今回のお土産はお菓子だけ(笑)

上段から
・堅あげポテト 桜えびのかき揚げ味
・柿の種 桜えび味
・みかんの花咲くおか ベークドチーズタルト
・えびごませんべい
まとめ
熱海は温泉・海・アートが楽しめる街。美術館やカフェなど、ひとりでも気兼ねなく過ごせる場所が多いです。
最近メディアでよく見かけるようになって新しくおしゃれなお店がたくさんできている一方で寂れた感じが残っているところでした。
・熱海は東海道線で東京から約2時間、新幹線だと約50分で行ける温泉地
・熱海にはは新しいおしゃれなお店と古いお店が混在している
・坂が多いのでバスを上手につかうと楽
・湯遊バスは本数が少なく、混んでいる
・お店が閉まる時間が早いのでホテルで夕食を食べてのんびりするのがおススメ
・熱海商店街も17時で閉まるお店が多い
・駅ビルのラスカ熱海は遅くまで営業していてレストランやお土産も買えて便利
47都道府県ひとり旅チャレンジ9県目クリア!
まだまだ先は長いです。
次どこに行くかはお楽しみに~。

今までの旅行についてはこちらの記事を見てくださいね。



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