12月某日。日帰りで徳島の「大塚国際美術館」へ行ってきました。
期限が切れそうなマイレージがあってどうしても飛行機でどこかに行きたかったのですが
時間と予算的に日帰りしかできない。
あちこち観光するよりもピンポイントでわざわざ行きたい所。
ということで以前から行ってみたかった「大塚国際美術館」を思いつきました。
かなり広い美術館なので1日では足りないくらいです。
大塚国際美術館ってこんなところ
一言でいうと「世界初の陶板名画美術館」です。
陶板名画とは陶器の大きな板に原画に忠実な色彩、大きさで再現したものです。紙やキャンバス、土壁に比べ色が経年劣化せず、また大きさも原寸大に再現されているため、実際の名画を見るがごとくの迫力や臨場感を味わうことができます。
大塚国際美術館公式HP
焼き物で劣化しないので、作品にものすごく近づくことができます。
触ったり、写真もOKなのです。
ホンモノでは考えられないことですよね。
世界26カ国190余の美術館が所蔵する古代壁画から現代絵画までここ1か所で鑑賞できます。
私はニューヨーク、ロンドン、パリ、スペイン、イタリア、オランダなどに行って
名だたる名画のホンモノを見たのですが、ホンモノを見た時の感動を思い出しました。
■基本情報■
大塚国際美術館
徳島県鳴門市鳴門町鳴門公園内
TEL: 088-687-3737
開館時間 9:30~17:00
休館日 月曜日(祝日の場合は翌日)その他特別休館日あり
入館料 一般3300円
公式HP : https://www.o-museum.or.jp/
旅行日程
おひとり様度 ★
歩く度 ★★★★
11:30 徳島空港発
12:00 大塚国際美術館着
ランチ、めいいっぱい鑑賞
17:00 閉館時間
17:30 大塚国際美術館発
18:00 徳島空港着
美術館なのでおひとり様もそれなりにいます。
ひとりのほうが自分のペースで鑑賞できますよ。
地下3階から地上2階まで古代の壁画から現代絵画まで時代ごとに展示されていて
鑑賞ルートは約4Kmもあるそうです。
私は12時から閉館時間までいましたが、全てを見ることができませんでした。
徳島空港から大塚国際美術館まで路線バスで約30分、バス代は480円です。
バスの本数が少ないので確認しておいたほうがよいかも。
特に帰りは閉館は17時ですが、空港行きのバスは17:30までないので
寒い中30分も外で待つことになりました。
バスの時刻表はこちら
【ランチ】カフェ・ド・ジヴェルニー
大塚国際美術館に到着したのがちょうどお昼だったのでまずはランチ。
「カフェ・ド・ジヴェルニー」はビュッフェスタイルのレストランです。
絵画からインスピレーションを受けたメニュー、カレーやスイーツなどもあります。
私はせっかく海産物がおいしい鳴門なので、「うず潮海鮮丼」にしました。
名画たち
特に印象に残った名画を抜粋してご紹介します。
まず入り口を入ってすぐにあるのが「システィーナホール」。
ヴァチカンにあるミケランジェロが描いた「システィーナ礼拝堂の最後の審判」ですね。
米津玄師が紅白に出場した時に中継したことでも有名になりましたね。
これは圧巻でした。私はヴァチカンでホンモノを見たのですが同じくらい感動しました。
ホンモノはもっと暗いのでこちらのほうが良く見えます(笑)
こちらは「スクロヴェーニ礼拝堂」。イタリアのパドヴァにあるそうです。
礼拝堂にいるような厳かな雰囲気です。
「聖テオドール聖堂」洞窟にあるように再現展示されています。
トルコのカッパドキアにあるそうです。
レオナルドダヴィンチの「最後の晩餐」です。
修復前と修復後の両方の壁画が壁の両側に展示されていて比べてみることができます。
ホンモノは遠くから限られた短い時間しか鑑賞できませんが、ここでは触れる位置にあります。
椅子もあって心ゆくまで鑑賞することができます。
この写真は修復後バージョンです。
もちろん「モナリザ」もありますよ。
パリのルーブル美術館で見たときは人混みの向こうにあって「小っちゃ」と思ったのですが
その時の印象より大きかった。
「真珠の耳飾りの少女」をはじめ、フェルメールも何点かありました。
モネの「睡蓮」は中庭にこんな感じで展示されています。
ゴッホの「ひまわり」は7点まとめて鑑賞できます。
1点は焼失してしまって現存しないそうですが、それも再現されています。
筆のタッチも近くで見れてちょっと感動。
私はルネサンスからバロック時代あたりの絵画が好きなので、そこに時間をかけてしまい
近代から現代はゆっくり見る時間がありませんでした。
近代の絵画が好きな方はもちろんピカソやシャガールなどもありますよ。
効率的よく見学したい方はガイドツアーに参加すると良いかもしれません。
一日楽しめるテーマパークのような美術館なのでぜひ行ってみてください!
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