こんにちは。フミです。
数年前に老後資金2000万円足りない問題が出た時に正直がっかりしました。
60歳で定年退職して悠々自適な老後をおくれるとおもっていたからです。
本当に自分に足りないのは2000万円なのか、まずはお金のことを勉強しようと思い、FP3級を勉強し始めました。
このブログは下記のテキストで勉強した内容をもとに年金についてまとめました。
年金の全体像
年金制度は強制加入の公的年金と任意加入の私的年金があります。
公的年金は20歳以上60歳未満のすべての人が加入する国民年金と
会社員や公務員が加入している厚生年金の2階建て構造です。
年金はいつからどうやってもらうの?
公的年金には老齢給付、障害給付、遺族給付の3つがあります。
ここでは老齢給付について説明します。
公的年金はいつからもらえる?
国民年金も厚生年金も支給開始は65歳からです。
ただし、厚生年金の支給開始年齢が60歳から65歳に引き上げられたことにより、
当面の混乱をさけるため、支給開始年齢が生年月日によって段階的に引き上げられる途上にあります。
男性:1961年4月2日生まれ、女性:1966年4月2日生まれ以降からは65歳から支給。
公的年金のもらいかた
年金は受給開始年齢になったら自動で振り込まれるわけではありません。
受給権が発生した後、年金の給付を請求する手続きをする必要があります。
年金がもらえるのは受給権が発生した月の翌月(誕生月の翌月)から受給者が死亡した月までです。
偶数月の15日に前月までの2ヶ月分が支払われます。
- 年金がもらえる年齢になる誕生日の3か月前に日本年金機構から年金請求書が送られてくる。
- 必要書類を添えて年金請求書を提出する
必要書類:年金手帳または厚生年金被保険者証
戸籍謄本(日本年金機構にマイナンバーカードを登録している人は不要)
本人名義の金融機関通帳など
印鑑 - 年金を受け取る(口座振り込みまたは金融機関の窓口での受け取り)
受給イメージは以下の通りです。
私は4月生まれだから、初めて年金がうけとれるのは6月に5月の1か月分ってことね。
繰り上げ受給、繰り下げ受給とは?
繰り上げ受給
65歳より早く(60~64歳)に年金の受け取りを開始すること。
繰り上げた月数×0.5%が年金から減算される。
繰り上げは老齢基礎年金(国民年金)と老齢厚生年金と同時に行わなければならない。
繰り下げ受給
65歳より遅く(66~75歳)に年金の受け取りを開始すること。
繰り下げた月数×0.7%が年金に加算される。
繰り下げは老齢基礎年金(国民年金)と老齢厚生年金と別々に行うことができる。
自分がいつまで生きるかはわかりませんのでどちらが得かは誰にもわかりません。
65歳になっても働いていたり、貯金などで十分に生活できるのであれば、繰り下げ受給にしたほうがお得かもしれないですね。
年金から天引きされるもの
年金は額面通り受け取れるわけではありません。税金や保険料が天引きされます。
天引きされるもの
・所得税、住民税
・介護保険料
・国民健康保険料または、後期高齢者医療保険料
年金はいくらもらえる?
自分がいくら年金がもらえるかはねんきん定期便またはねんきんネットで確認してみましょう。
ねんきん定期便
毎年、誕生月に年金記録を記載した「ねんきん定期便」が、35歳・45歳・59歳の節目の年は封書で、それ以外の年はハガキで送られてきます。そこで年金見込み額が確認できます。
ねんきんネット
日本年金機構による「ねんきんネット」では、パソコンやスマホから自分の年金の記録をいつでも確認することができます。利用に当たっては、利用登録が必要です。
ねんきんネットはこちら
まとめ
- 日本の公的年金は20歳以上60歳未満のすべての人が加入する国民年金と会社員や公務員が加入している厚生年金の2階建て構造です。
- 国民年金も厚生年金も支給開始は65歳からです。
- 年金は受給開始年齢になったら年金の給付を請求する手続きをする必要があります。
- 年金は偶数月の15日に前月までの2ヶ月分が支払われます。
- 65歳より早く受給を開始(繰り上げ受給)したり、65歳より遅く受給を開始(繰り下げ受給)することができます。
- 年金からは税金や保険料が天引きされます。
年金がいつからいくらもらえるか確認できたら、自分の老後生活に足りているのかライフプランを作成して確認してみましょう。
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