46歳でブラック企業からの転職に成功した方法

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仕事とお金

こんにちは。フミです。
私は46歳の時にブラックな職場から今の会社に転職しました。
妥協しましたが、現在の状況に後悔していません。
46歳という年齢で激務をこなしながらどうやって転職活動を成功させたのかご紹介します。

転職前の私の状況

従業員約1200人の会社の管理職になって4年目。
部下は20人いました。
管理職になったときに自分の後任が来なかったので、担当業務に課長業務が増えたという状況が3年も続いていました。
当時の残業時間は平均で月80時間。
すでに過労死レベルでした。
所属部門も残業が常態化していて、なんとか業務を改善して残業を減らそうと頑張っていました。

当時の年収は税込みで約750万円。
高収入だったと思います。
平日は深夜まで残業、たまに休日出勤。
休みの日は平日に散らかった部屋の片付け、洗濯、食料の買い出しで精いっぱい。
ほとんどの時間は寝ていました。

その頃はそれが当たり前で、みんなが頑張っているから自分も頑張らなくてはと思っていました。

転職を決意したきっかけ

会社からはそれなりに評価されていると感じていたし、部下にも恵まれていました。
それでも退職する決意をした要因は大きく3つあります。

部下たちの36協定をまもるように要求された

部下の残業時間を月40時間以下にすることが課長のノルマとなり、オーバーするとレポートを提出しなければならなくなりました。
業務量に対して人員不足、残業が常態化している状況です。
上司に「人員を増やす」「不採算業務をなくす」などの提案をしましたが、全て却下。
「なんとか頑張ってくれ」としか言われませんでした。
部下がやりきれなかった仕事を早朝が深夜にやらざるを得ない状況になりました。
朝6時半ごろに出社し、夜0時過ぎに帰宅することもありました。

36協定とは(労働基準法第36条より)
労働者は法定労働時間(1日8時間1週40時間)を超えて労働させる場合や、休日労働をさせる場合には、あらかじめ労働組合と使用者で書面による協定を締結しなければならない

「過労死してもおかしくない」という状況に気がついた

ちょうどその頃、「働き方改革」が法律で定められることになり、「過労死問題」がメディアでかなり取り上げられていました。
自分と同じような境遇の人が亡くなっている。
亡くなった人たちが頑張りすぎてしまった状況にも共感できました。
同僚に「この前、過労死した人、私と同じ勤務状況だった。」と話したら、
「これぐらいで死んでちゃ甘いよね~」と言われ、ショックを受けました。

「体は疲れているけど、まだ私の心は健康だ。冷静に判断ができるうちにこの場から逃げよう。」
と思ったのです。

「まわりに迷惑をかけないように頑張る」は違う

「一緒に頑張ってくれている部下たちを残して辞めるわけにはいかない。」と思っていました。
でも、冷静に考えると、私が病気になって働けない状況になっても部下や同僚が死ぬまで面倒をみてくれるわけではありません。
同じ職場で働いている間は仲間だけど、家族ではないですから・・・。
きっと代わりの人が来て、いつの間にか以前のように仕事がまわるようになります。
そして私のことは忘れられるか、思い出に変わるだけ。
自分の健康や命をささげてまで頑張る必要はないなと思いました。

だったら、病気になったり死んでしまって突然会社に来れなくなるより
「○月○日に退職します。」と宣言して、後任にしっかり引継ぎをしたほうが迷惑がかからないと思いました。

転職活動で最初にしたこと

転職することを決意したけど、そもそも46歳で転職できるのかわかりませんでした。
まず最初にしたことは以下の4つです。

  1. 求人情報をチェックする
  2. 自分の市場価値を知る
  3. 履歴書、職務経歴書を準備する
  4. 条件を決める

具体的に何をしたのか、ご説明しましょう。

求人情報をチェックする

転職サイトに登録して自分が応募できる求人があるかチェックしました。
40~50代のミドル世代に特化した専門サイトがあって、まだ転職できる可能性があることを認識しました。
会社のトイレで求人情報をチェックするのが息抜きになりました。

エンジャパンミドルの転職こちら

自分の市場価値を知る

求人があるのはわかりました。でも、自分が応募して勝算があるのでしょうか?
今の転職市場で自分の価値がどれくらいなのか知る必要があると思いました。
そこで頼ったのが転職エージェントです。
転職エージェントは求人情報を提供してくれるだけの転職サイトと違って
求職者に担当者がついて、アドバイスしてくれたり相談に乗ってくれるサービスです。
登録するにあたりエージェントの担当者と面談するのが基本です。

私は複数社登録しましたが、「問題なく転職可能」というお墨付きをいただいて安心しました。

一番お世話になったのはJACリクルートメントです。
今の会社もJACリクルートメントから紹介してもらいました。

JACリクルートメントのサイトこちら

サイトのトップページに「ハイクラス」とか記載されていて、少し尻込みしますね。
私のような「年収が下がっても残業が少ない会社」という条件にも対応してくれました。

履歴書、職務経歴書を準備する

転職エージェントに面談に行く前に準備をしましょう。
転職サイトからフォーマットがダウンロードできます。
書き方も転職サイトにのっています。
初めはちょっと大変ですが、一度作成しておけば応募するときに微修正するだけです。
私は仕事が終わって帰宅した後、深夜に頑張って作成しました。

条件を決める

私は転職すると決めて求人情報をチェックし始めた当初、気持ちがブレブレで時間をムダにしました。
求人情報をチェックするだけで時間がかかります。
疲れていると早く辞めたい気持ちが勝って、条件とはちがうけど受かりそうな会社に応募してしまったり。
応募した後の採用担当者とのやり取りも気を遣うので、ムダが多いと疲れます。
限られた時間を有効に使って転職活動するためにも条件は明確に決めて、不必要な求人情報は見ないようにすると良いと思います。

私が決めた条件は以下の通りです。
これを満たしていれば業種、職種は問わないとしました。

・絶対譲れない条件 : 残業が少ない
・給与額 : 最低ラインを決めた
・勤務地 : 今の家から1時間以内で通えるところ

転職エージェントをオススメする理由

毎月80時間の残業をこなしながら、転職活動を成功させた一番の要因は転職エージェントにお世話になったからです。

転職エージェントをおススメする理由は4つ。
・自分の希望とスキルにあった求人を紹介してくれる
・応募企業について教えてくれる
・面接の日程を調整してくれる
・応募書類のアドバスをしてくれる

無量で登録できますので興味があったら登録してみてください。
JACリクルートメントのサイトはこちら

自分の希望とスキルにあった求人を紹介してくれる

事前に希望条件を伝えておくことで、転職エージェントは希望の求人を紹介してくれます。
希望条件と少しちがっても「あなたのスキルに向いている仕事」も紹介してくれます。
一般に公開していないような、転職エージェントだけに公開されている求人もあります。
私は職種や業種に希望がなかったので「こんな仕事でも経験がいかせるかもしれないんだ」という気づきになりました。
結果的に、私は46歳にして未経験の仕事に転職しました。

応募企業について教えてくれる

企業の公式サイトや募集要項にのっていないことも転職エージェントの担当者が教えてくれます。
私の場合、「残業が少ない」が絶対条件でしたが、応募企業には直接聞きにくいですよね?
応募する前に残業や気になることは転職エージェントの担当者に聞くようにしていました。
採用担当者ではないので、それほど気を使うこともありませんよね。

JACリクルートメントは企業ごとに担当者がいて、くわしい人が多かった印象です。
会社の雰囲気や面接官の印象などを教えてくれることもありました。

応募書類や面接のアドバイスをしてくれる

応募書類や面接は大丈夫か心配になりますよね。
転職エージェントは相談にのってアドバイスしてくれます。

私の場合、必ず面接で聞かれる質問「転職理由」について、
「残業が多すぎて過労死しそうだから」をどのように答えるか悩んでいたので相談しました。
私は利用しませんでしたが、模擬面接をしてくれるサービスもあるようです。

面接の日程を調整してくれる

激務をこなしながら面接の時間をつくるのが一番苦労したところです。
コロナ前だったので、ほとんどの会社が平日の業務時間内に訪問して面接を受けなければなりません。
私は休みを取るのが難しかったのですが、転職エージェントがうまく調整してくれて
平日の朝イチなど、フレックスタイムの範囲で面接を受けることができました。
退職するときに職場の人たちから「いつ転職活動してたの?」と聞かれたくらいです。

80時間の残業をしながら転職を成功させたコツ

転職エージェントをフル活用するということが最大のコツですが、それ以外のポイントをご紹介します。

不採用でも気にしない

私は今回の転職が3回目です。
25歳と31歳の時に転職しました。
46歳の転職は20代、30代の時と比べものにならないくらい書類選考が通らないです。
落ちてしまった会社のことは気にせず、すぐに忘れて次に切り替えましょう。

そもそも募集枠が一人とか少ないのです。
その会社とマッチしなかっただけです。
自分のどこが悪かったとか気にする必要はありません。

転職エージェントの担当者にどうしてダメだったのか聞いたことがあるのですが、
「他の応募者のほうがよかったから」とかそんな理由でした。
真偽は不明ですが、だいたいそんなものです。

どんどん応募する

早朝から深夜までの激務をこなしながらの転職活動なので、自己分析したり、面接の練習をする時間がほとんどありませんでした。
実践=練習 だと思って選り好みせず、条件にあった会社はどんどん応募しました。
運よく内定をもらったとしてもイヤだったら断ればいい。
転職エージェントを通していれば、断るのもそれほど苦ではありません。

そもそも書類選考で落とされる確率が高いですから、どんどん応募しないと面接までいく可能性が低くなってしまいます。

転職後の私

転職エージェントに登録して本格的に転職活動を始めて6か月後に初めて内定をもらいました。
そして、その初めて内定をもらった会社に就職することを決めました。
「この会社で働きたい」というより、「これでブラックな職場から離れられる」という嬉しさが大きかったです。

転職後の状況
残業時間 : 月10時間以下
収入   : 約20%減

収入は減りましたが、自分が想定していた最低ラインよりも上でした。
生活レベルを落とすほどではありませんでした。
何よりも残業時間が激減したのがとても大きく、人間らしい生活をできるようになりました。

正直言って、今の仕事は楽だけどおもしろくないです(笑)
会社員という働きかたがイヤなんだということに気がつきました。

自分の時間ができたおかげで、将来のことを考えて勉強したり、投資や副業を始めることができました。
求めればキリがないけど、転職結果には満足しています。

まとめ

・40代、50代でも転職できる
・転職エージェントを利用するのがオススメ
・不採用でも気にせず、どんどん応募しよう

仕事や職場にモヤモヤしている人は一度転職活動をしてみるのはいかがでしょうか?
最終的に転職しなかったとしても、同業他社と労働条件を比べてみたり、自分の市場価値を知ることは良い経験になると思います。

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