こんにちは。フミです。
47都道府県を一人旅で制覇するチャレンジ中です。
第6回目は岐阜県です。
岐阜県ってけっこう広いのですね。
歴史のある土地だし、温泉もある。
穂高岳など自然もある。
何と言っても世界遺産「白川郷」は世界遺産好きとしては外せません。
今回は白川郷行きの拠点となる飛騨高山をベースに2泊3日で旅してきました。
旅行日程
おひとりさま難易度 ★★
歩く度 ★★★
ゴールデンウイーク中の旅行でしたので「おひとりさま」は少な目でした。
観光などは散策中心なのでひとりでも全く気になりません。
私が選んだホテルがファミリー客が多くて
食事の時に少し居心地が悪かったので
おひとりさま難易度は★★にしました。
ホテルの選び方や食事場所を変えたら一人でも気にならないかも。
1日目
9:25 新幹線で名古屋到着
9:39 名古屋発「特急ひだ」で高山へ
12:14 高山着
「古い町並み」散策&食べ歩き
14:00 「高山陣屋」見学
15:00 「古い町並み」でお茶
16:00 ホテルチェックイン
ホテルでゆっくり
2日目
7:00 ホテルで朝食
8:30 高山から定期観光バスで「五箇山&白川郷」へ
10:00 「五箇山」観光
11:30 「白川郷」観光
16:00 高山着
ホテルでゆっくり
3日目
11:00 ホテルチェックアウト
11:30 高山駅周辺でランチ
13:00 「飛騨の里」見学
16:33 高山駅発「特急ひだ」で名古屋へ
19:06 名古屋着
19:00 名古屋発「新幹線」で東京へ
「古い町並み」で食べ歩き
古い町並みは江戸時代、城下町の中心として栄えた高山のメイン観光エリアです。
明治~大正時代の町屋建築が残っていてショップやカフェに改装されています。
食べ歩きグルメが充実していて、風情ある街並みを散策しながら歩くのが楽しい。
おひとりさまにもピッタリですね。
「飛騨牛大玉焼き」木の実
高山駅からまっすぐ古い町並みに行く途中の橋のたもとにある雑貨屋さん「木の実」。
オリジナルのテイクアウトメニューも充実しています。
ここでしか買えない「飛騨牛大玉焼き」を食べました。
直径7センチの大玉の中には飛騨牛、もやし、うずらの卵、小エビなど
具材がたっぷり入って食べ応えがあります。
生地はたこ焼きのような感じ、タレはポン酢(だと思う)がかかっていて
意外とサッパリしています。
「飛騨牛コロッケ」じゅげむ
じゅげむは古い町並みにあるお土産屋さん。
通り沿いの一角でテイクアウトメニューを販売しています。
メンチカツにするかコロッケにするか悩んだけどコロッケにしました。
飛騨牛入りの揚げたてサクサクのコロッケ。
美味しかったです。
「飛騨牛握りずし」こって牛
食べ歩きの中で一番楽しみにしていたのが「飛騨牛握りずし」
人気のお店だけあって並んでいました。
テイクアウトなので待ち時間は短かったですけど。
メニューはいくつかありましたが、一番人気の「3種盛り」をチョイス。
お値段1,000円は食べ歩きにしては贅沢だけど、A5ランクのお肉を使っているそうです。
味は竹炭塩、しょうが醬油、軍艦の3種類。
えびせんの上にのっています。
飛騨牛って脂がのっていて甘いお肉なんですね。
口の中でとろけるようでした。
えびせんまで美味しかったです。
店内にイートインスペースがあるのでゆっくり食べられますよ。
手づかみなので買う前にウエットティッシュで手を拭いておいたほうがいいかも。
「五平餅」さん陣
五平餅は中部山岳地方の郷土料理です。
岐阜だけでなく長野や愛知でも食べられています。
串につぶしたご飯を巻きつけてタレをつけて焼いたもの。
タレの味はお店によって違うそうです。
さん陣の五平餅はご飯のつぶし方があらめで
粒の食感が残っていました。
醤油ベースのタレは甘くなく、柔らかい醤油せんべいを食べている感じ。
高山陣屋
飛騨は徳川幕府の直轄で江戸から代官・郡代が派遣されて政務を行っていた地域です。
代官・郡代所は幕末には全国に約60数か所あったと言いますが
江戸時代当時の主要建物が残っているのは高山陣屋だけです。
高山陣屋は古い町並みからすぐ、5分もかからないところにあります。
高山陣屋は以下の3つの要素で構成されています。
・代官・郡代、その部下が仕事をする「執務空間」
・代官・郡代、その家族が生活する「居住空間」
・年貢米を貯蔵する「米蔵」
米蔵は資料館になっていて全て見学すると1時間程かかります。
靴を脱いで見学するのですが、米蔵は日陰で足元が冷たいので
靴下を履いて行った方が良いですよ。
地役人が執務をした「御用場」
女中部屋
台所
代官・郡代とその家族の食事を用意するところ。広いですね。
大広間
重要な年中行事などで使用されていた高山陣屋で最も広い部屋
御白州
取り調べを行ったり、判決を言い渡した場所。
拷問(?)の道具などもあります。
御蔵
年貢米を収納した場所
「抹茶パフェ」飛騨版画喫茶ばれん
高山陣屋を見学してちょっと疲れたので古い町並みに戻ってお茶しました。
飛騨地方は版画制作が盛んだったそうです。
「喫茶ばれん」は版画作品が店内に飾られていて鑑賞しながら休憩できます。
抹茶パフェをいただきました。
高山グリーンホテル
飛騨高山の観光施設やお店、カフェなどは16:00~17:00に閉店するところが多いです。
飲食店の夜営業は18:00開店のところが多いので、夕食を食べるまでの時間をどうするか考えたら
ホテルでゆっくりするしかないと思いました。
なので、施設が充実しているホテルを選び、夕食もホテルで予約しました。
私が泊まった「高山グリーンホテル」は高山駅から徒歩6分のところにあります。
古い町並みや飲食店がある繫華街とは駅の反対側なので
アクセスが良いという印象はありませんでした。
ホテル内には飛騨地方最大級のお土産屋さん「飛騨物産館」があります。
「飛騨物産館」の営業時間はなんと朝7:00~夜22:00です。
古い町並みのお土産屋さんが16:00で閉店してしまうことを考えると
とっても便利ですよね。
温泉大浴場も2ヵ所あるので、ゆっくりしたい人にはお勧めです。
客室 桜凛閣コンフォートダブル
客室も和室、洋室、和洋室、露天風呂つきなどいろんなタイプがありました。
私は新館のコンフォートダブルという洋室のお部屋に宿泊しました。
広くて設備も新しくて快適でした。
ホテル内は全館(レストランも)スリッパ、作務衣でOKというのも嬉しい。
1日目夕食 「飛騨の味覚懐石」
ホテルの夕食は和食、フレンチ、中華、ブッフェがあります。
事前に予約が必要なので宿泊予約をするときに食事つきプランを選んだ方がお得です。
1日目の夕食は和食。「飛騨の味覚懐石」です。
前菜
南瓜玉蒸しと鮎の塩焼き
メインの飛騨牛を前にここですでにお腹いっぱい。
飛騨牛ってかなり脂がのってるお肉なんですね。
とっても柔らかい。
お腹いっぱいのところに脂がのったお肉はちょっときつかった。
2日目朝食 和定食
朝食も和食がブッフェから選べます。
最初の朝は和定食にしました。
豪華でボリューム満点です。
飛騨豚のしゃぶしゃぶが美味しかった~。
テーブルに置いてあったメニューのイラストが素敵だったので持ち帰りました。
2日目夕食 フレンチコース
ゆっくり食事がしたかったのと、飛騨牛のステーキが食べたかったので
フレンチのコースにしました。
前菜 鯛のカルパッチョ
筍のフラン
魚のポワレマスタードソース(魚の名前忘れた。。)
飛騨牛ステーキ 赤ワインソース
柔らかくて美味しかった。
デザート
デザートまで美味しくいただきました。お腹いっぱい。
3日目朝食 ブッフェ
朝食のブッフェはオーソドックスなホテルのブッフェでした。
私は洋食メインで選びましたが、和食には朴葉味噌とか岐阜の郷土料理もありましたよ。
でも和食が好きならブッフェではなく和定食のほうが断然オススメです。
ブッフェはファミリー客が多いので落ち着きませんでした。
五箇山&白川郷
「白川郷・五箇山の合掌造り住宅」として世界遺産に登録されています。
五箇山は富山県なんです。
せっかくなんで、効率よく観光したいと思って、「定期観光バス」を予約しました。
朝8:30に高山駅前のバス停を出発して、五箇山、白川郷を観光して
16:00ぐらいに高山駅に戻ってくるコースです。
バスガイドさんが同行しますが、観光は自由散策で昼食はついていません。
ガイドさんはバスの中で色々と案内してくれます。
トイレの場所とか見学できる施設など効率良い観光の仕方の説明がほとんど。
白川郷の歴史や合掌造りについての説明が少なかったのが残念。
世界遺産の勉強をした者としては、ぜひ知って見てほしいです。
定期観光バスは席が空いていれば当日予約もOKです。
詳しくは「濃飛観光バス」のサイトで確認してみてください。(コチラ)
五箇山
高山のバス停から1時間半ぐらい。富山県南砺市にある相倉集落を見学しました。
日本昔話の世界に入り込んだみたい。
今も普通に人が暮らしている集落なんです。
散策しているだけで楽しいです。
内部を見学させてもらえる所もあります。(有料)
合掌造り住宅で欠かせないのが囲炉裏です。
中に入ると煙の臭いがしました。
煙でいぶされた木材は耐久性があがって豪雪地帯でも耐えられるんですよね。
農業に適さないこの地では養蚕が盛んでした。
2階では養蚕の作業場として使われていました。
囲炉裏の煙があがってくるように床に隙間があいてますね。
白川郷
白川郷は五箇山からバスで30分ぐらい。
五箇山に比べるとかなり大きな村です。
内部を見学できる合掌造り住宅はいくつかありますが、有名な2軒を見学しました。
神田家
江戸時代に名主(庄屋)を務めた和田家から分家したのが神田家の始まりだそう。
1階は囲炉裏があって火が燃えていました。
入るとすぐに煙の臭いがします。
奥は座敷になっていて立派な仏壇がある仏間があるのが一般的。
養蚕が行われていた2階と3階。
物置として使われていた4階まで上がることができます。
階段が急なので上り下りがかなり怖いです。
金属の釘を一切使っていないのが合掌造り住宅の特徴なんです。
(世界遺産検定試験に出題されます笑)
実物を見ると感動しますね。
和田家
白川郷で一番大きな合掌造り住宅です。
江戸時代に名主(庄屋)を務めていた名家。
今も住居として住んでいらっしゃいますので一部が公開されています。
和田家のほうが広いですが内部の構造は神田家とほぼ同じです。
見学できるのは1階と2階のみ。
囲炉裏は展示品で火は入っていません。
白川郷で食べ歩き
白川郷に着いたのはちょうどお昼ごろでした。
定期観光バスでは昼食はついていないので
自由散策中に自分で食べます。
ガイドさんが『白川郷が飲食店が多くないので並ぶことが多い。
飲食店を見つけたらすぐに並ぶか、食べ歩きがお勧め』と言っていました。
ガイドブックに載っているお店を探して並ぶと集合時間に間に合わなくなるとのこと。
私はホテルの朝ごはん(和定食)のボリュームが多くて
そんなにお腹がすいていなかったので食べ歩きをすることにしました。
食べ歩きグルメは高山とほぼ同じです。
飛騨牛まん
甘じょっぱい飛騨牛の餡がはいっている肉まん。
これひとつでお腹いっぱいになりました。
五平餅とみたらし団子
みたらし団子を食べてみたくて探してたら
「自家製のクルミ入りタレ」という看板に惹かれて
五平餅も買ってしまいました。
関東のみたらし団子とは全然ちがいますね。
醤油ダレですがあんまり甘くないです。少し甘味は感じます。
五平餅は高山で食べたものよりご飯が潰れていてモチモチしてました。
クルミ味はよくわからなかったけど、高山のよりちょっと甘いかな。
「どぶろく」アイス
どぶろくは白川郷の名物だそうです。
アイスはノンアルコールなのでお酒が苦手な私でも食べられます。
お酒を飲まないので、そもそも「どぶろく」がどんな味かわかりませんが
サッパリしたアイスでした。
荻町城跡展望台
ガイドブックなどでよく見る白川郷を一望できる景色が見えるのはココ。
定期観光バスのツアーに含まれています。
白川郷の集落から徒歩20分と書いてありましたが、山の上にあるので歩くのは大変そう。
集落から展望台までシャトルバスもあるそうです。
3日目ランチ 「飛騨そば」手打ちそばながせ
最終日の3日目はチェックアウトギリギリまでホテルでのんびりしていました。
駅のコインロッカーに荷物を預けて、さっそくランチへ。
朝食のブッフェは食べ過ぎないように気を付けていたのですが
あまりお腹が空いていなかったのでお蕎麦を食べることにしました。
飛騨地方は高冷地で蕎麦栽培に適した土地だったことから
「飛騨そば」も名物です。
高山駅から古い町並みに行く途中にはお蕎麦屋さんが何軒かありました。
たまたま目に入った「手打そば」という看板に惹かれて入ったのが「ながせ」です。
本当は「天もりそば」が食べたかったのですが
お腹がムリと言っているので「もりそば」を食べました。
冷たいお蕎麦には「めかぶ塩」で食べるのもオススメということなので
さっそくお塩で一口。
そばの甘さが引き立つような感じがして、つゆで食べるよりも好きかも。
こちらのお店の「そば湯」はトロトロでポタージュスープみたい。
そばを茹でたお湯ではなく、そば粉をお湯でといているそうです。
お店の人に勧められて1杯目はつゆの残りで、2杯目はめかぶ塩で飲みました。
なんとなく入ったお店だったけど当たりでした。
飛騨の里
「飛騨の里」は高山駅からバスで15分ぐらいのところにある野外博物館です。
江戸時代~明治初期に建てられた古民家が移築展示されていて
昔の里山が再現されています。
飛騨地方の庶民の暮らしを見ることができてとても興味深いです。
家の中に入れますが全て土足厳禁なので脱ぎやすい靴を履いていったほうが良いかも。
江戸時代の農家
土間が生活の中心だったそうです。
こちらは名主のお家
広くて立派ですね。
わらぶき屋根のお家も
こんな風に生活が再現されています。
飛騨の里内には飲食店はありません。
自動販売機と休憩スペースのみです。
高山駅からバスで15分ですが、バスが1時間に2本しかないのでご注意を。
飛騨の里公式HPはこちら
高山駅で夕食の駅弁「飛騨牛しぐれずし」を購入
夕食の時間が微妙だったので、駅弁を買って新幹線で食べることにしました。
乗り換えの名古屋駅では買う時間がなさそうだったので
高山駅で「飛騨牛しぐれずし」を購入。
すし飯の上に、飛騨牛のしぐれ煮とローストビーフがのっていて豪華な駅弁です。
新幹線が混んでいて落ち着いて食べられなかったのが残念でした。
お土産
今回購入したお土産はコチラ。
上段から
・飛騨牛レトルトカレー 4種
・飛騨牛乳カマンベールチーズダックワース
・手作り豆板
・招福・猫子まんじゅう
・飛騨すくなかぼちゃのスイートポテト
・飛騨えごま豆(白川郷限定)
・飛騨栃の実豆(白川郷限定)
・さるぼぼ
・飛騨ガラスの箸置き
・飛騨牛ふりかけ
・飛騨牛ポテトチップス
白川郷限定の豆以外は全て高山グリーンホテル内のお土産屋「飛騨物産館」で買いました。
まとめ
・飛騨高山は古い町並みなど一人で散策するのが楽しいスポット
・食べ歩きグルメが充実している
・17時に閉店するお店が多いのでゆっくりできるホテルを選んだほうが良い
・「白川郷」には必ず行きたい。効率よくまわるなら定期観光バスがお勧め
47都道府県ひとり旅チャレンジ6県目クリア!
まだまだ先は長いです。
次どこに行くかはお楽しみに~。
今までの旅行についてはこちらの記事を見てくださいね。
コメント
すっごい大作ですね😁
どれも美味しそうで眼が喜んでいます。
飛騨高山と白川郷にはどちらも100kmウルトラマラソンがあるのです。
高山は2回ほど走ったのですが、白川郷はまだ走ってないのです。
合掌造りの家並みを見に行きたいなぁと思っています。
にゃんたさん
ありがとうございます。
100kmマラソンなんてフルマラソンの2倍以上の距離。。。ちょっと想像絶する感じです。
白川郷を走るのは気持ちよさそうですね。
今回もきれいな画像と記事ありがとうございます。
私も飛騨牛大好きです!
それにしてもフミさんの旅行って毎回すごく充実していてスゴイと思います。
こちらはGW明けに群馬へ行ってきました。
グランクラスは短距離すぎてイマイチ満喫できなかったのでまたリベンジしたいです。
セミリタイアすると、混雑時を避けて旅に行けるのでいいですよ~。笑
メイさん
ありがとうございます。
ピークシーズンにしか旅行に行けないのが今の会社の一番の不満です。
私も早くセミリタイアできるように頑張らなければ。。。
グランクラスもうらやましいです。いつかチャレンジしたいな。